近年、私立大学に入学をした受験生の半数以上が、「総合型選抜」などの年内入試を利用しており、年内入試を実施する大学や年内入試による募集人員も年々増加しています。
ここでは、総合型選抜で年内合格をするための基礎知識などをご紹介します。

総合型選抜は、大学のアドミッションポリシー（大学が求める学生像）と合致する人物を選抜する入試で、大学や学部・学科によって入試内容にさまざまな違いがあります。また、総合型選抜の実施時期は、年内合格が可能な早い時期に設定されるのが一般的です。
近年では、年内入試を重視する傾向が強まっていることもあり、難関大学への年内合格もハードルが高くなっています。そのため、自分に合った大学で、得意とする試験内容の総合型選抜を見つけることが、年内合格を手にする近道といえます。

総合型選抜では、提出書類に加えて、面接・課題・小論文・学力試験などの中から、大学や学部・学科ごとの試験項目が課されます。
ただし、学力評価に力を入れている総合型選抜の場合でも、学力試験の代わりに英語外部試験のスコアを利用するなど、入試対策の負担が軽減できるものや、これまで一般選抜などのために培ってきた学力を最大限に生かすことができる特徴的な入試もあります。
また、学力以外にもスポーツや文化・芸術など、高校時代に取り組んだ活動実績や学びで評価される総合型選抜もあります。
まずは、自分が得意とする試験内容を見定め、大学で何を学び、自分の将来にどのように生かしていきたいかという志望動機に関連付けて、試験に臨むことが大切です。

総合型選抜の合格者で、所定の手続きを行えば、学費減免の特典が狙えるスカラシップ（奨学金）入試への無料出願ができる大学などもあります。また、入学後に海外留学を考えている場合など、留学費用の一部が免除される特典のついた総合型選抜もありますので、金銭面の負担軽減や、受験のモチベーションアップのためにもチェックしてみると良いでしょう。

東洋英和女学院大学では、総合型選抜（併願型）の出願受付を開始しました。
受験生のメリットが多い入試ですので、年内合格を目指し、ぜひチャレンジしてください。

■ 人間科学部